サビの発生要因と赤水の症状

錆び発生の大きな原因は酸化です。もともと水は酸素を含んでいます。加えて水道水は滅菌処理され 次亜塩素系の薬品が混入されているので、必然的に錆びが発生してしまいます。配管内の錆びは築 年数を経るごとに進み、特に継ぎ手部分や細い部分に発生してきます。大量の水で希釈されるために 判別が出来ないだけなのです。

一晩止めておき次の朝蛇口をひねると錆び臭い水が出てくる、錆びの粉のようなものが出る、赤い水 が出る、水の出が細くなったーこんな症状があったら、かなり錆びは進んでいます。

定期的な洗浄で配管の寿命ものびる

従来の給水配管洗浄は、集合住宅全世帯をまとめて行ったため、なかなか出来ませんでした。 しかし『ラストクリーン』なら手軽に行えます。3~4 年ごとに定期的に洗浄をしていただくと、不快な 状態を改善するだけでなく配管の寿命も延ばすことができます。

(『ラストクリーン』は配管部分の作業ですので貯湯式の給湯機内の洗浄については 行っておりません)

水道水に溶け出してくる赤サビ

水道管の内部で発生した赤サビはサビ自体が非常にもろく、また水に溶けやすい性質を持つため 普段の水道水の中にも溶け出してきます。
これは赤水のような極端な例では目に見えてわかるのですが、普段水道水に溶け込んだ赤サビは 目で見る事はできません。

水がまずいといった味覚や、異臭がするといった臭覚で赤サビの存在に気がつくケースもあります。 しかし、一般的にそのような現象を経験してもその原因が赤サビであると気がつく人はほとんどいません。

赤サビは鉄分

赤サビとは「酸化水酸化鉄が主成分」です。 人体にとってこの赤サビは単なる「鉄分」として捉える事ができます。 ではこの鉄分を摂取したらどうなるのでしょうか。

鉄分と人体(人体に必要な鉄分)

鉄分は体にいいと言われています。その鉄分が持つ具体的な役割を少し解説します。

鉄分の摂取による最終的な目的は、全身に酸素を供給する事にあります。 人の体内には約4gの鉄があり、その70%が機能鉄と呼ばれています。 機能鉄は血液中のヘモグロビンの中に存在し、肺から全身に酸素を運搬する役目を持っています。 残りの30%は貯蔵鉄と呼ばれており、肝臓などに貯蔵されて機能鉄の不足を補う役割を果します。 血液中の鉄が不足すると全身への酸素の運搬・供給に支障をきたすため、貯蔵鉄を放出して不足した 血液中の鉄を補います。 その貯蔵鉄も不足してしまうと鉄欠乏性貧血を引き起こし、症状としては動悸・息切れ・疲労感などが 起こります。
鉄は欠乏しがちなミネラルで、特に女性の方は月経による出血で鉄分を同時に失うため男性より 不足しやすい傾向にあります。 効率的に摂取するためには赤身の魚や肉などの動物性食品が良く、植物性食品に含まれる鉄は
ビタミン C とともに摂取すると吸収率が高まります。また、過剰な食物繊維は鉄の吸収を妨げる結果となります。

このように、鉄分は人体になくてはならないミネラルで、酸素の運搬を担うといった面では生命の維持にかかわ る
非常に重要な要素です。

鉄分の過剰摂取と「鉄過剰症」

では、鉄分は摂取すればするほど良いのかと言うと問題が違ってきます。

鉄を含むミネラルのほとんどは、人体の生命維持に直接又は間接的に関わりをもっています。 ミネラルは細胞分裂を促したり、様々な人体の基本的な機能に関与し、その活動のエネルギー源となっています。 微量だが、なくてはならない物。それが鉄を含むミネラル群なのです。

しかし多くのミネラル同様に、鉄も過剰に摂取すると弊害が起こります。 その代表的な例が鉄の過剰摂取によって引き起こされる「鉄過剰症」です。

鉄分を必要以上に長期間摂取する事によって引き起こされる鉄過剰症。 人体は鉄を過剰に摂取するとどうなるのでしょうか。

鉄は、血液中に必要な分は機能鉄としてヘモグロビンの中に含まれています。そして余剰分を貯蔵鉄として、 肝臓を主とした各臓器に貯蔵しています。 一般的に「鉄分を採りたければレバーを食べなさい」と言われているのはそのためです。 しかし過剰に鉄を摂取すると、肝臓への負担が増えてしまいます。過剰に貯蔵された鉄は肝臓機能の低下を招き しばしば肝硬変を招く上、肝細胞の癌化を促してしまう事があります。 また内分泌系機能にも影響を与え、糖尿病を合併するケースもあります。 また、皮膚に対しては色素沈着として症状を発する場合があります。

このように人体になくてはならない鉄も、過剰に摂取すると恐ろしい影響を与える事がありますので 十分に注意する必要があります。 特にアルコールを摂取する方は鉄過剰症から肝硬変を引き起こしやすいので、注意が必要です。

国内のとある市の水道局では、赤水の摂取について以下のように警告しています。

「鉄は、人体にとって必要とされる必須栄養素ですが、過剰に摂取することを避けるため、 赤水が出た場合には飲用を避けましょう」。

PAGE TOP